「内申は足りているはずなのに、川和の第2次選考が怖いと言われました」。都筑区の中学2年生のご家庭から、学年末の面談の前によく届く相談です。
川和は、第1次選考だけを見ると神奈川の公立上位校でいちばん多い4:6:1の配分で、特別な入試には見えません。違いが出るのは、募集の1割を決める第2次選考です。ここで内申の評定が外れ、代わりに中学3年生の「主体的に学習に取り組む態度」の評価が、学力検査7に対して3という重さで入ってきます。
私は神奈川県の大手学習塾で18年、公立上位校を目指す中学生の進路指導を統括してきました。この記事では、県が公表している選考基準と合格状況、合格者平均の3つの数字を土台に、川和で何を準備すればよいかを順に整理します。
この記事のサマリー
- どのレベルの学校か:合格者の全県偏差値は平均69.0(伸学工房の令和7年度入試の追跡調査)。都筑区川和町の学力向上進学重点校で、藤原メソッドでは難関公立に置く
- 2段階の比率:第1次は内申4・学力検査6・特色検査1の標準形。募集の1割を決める第2次は学力検査7・態度3・特色検査1で、態度が約27%を占め18校で最大
- 合格者平均:内申126.5点(135点満点・93.7%)、学力検査421.4点(5教科平均84.3点)。中3の評定1つは学力検査の約4.9点分
- 倍率:令和8年度は受検434名・合格359名で競争率1.19倍。志願者は志願変更で475名から452名に減り、志願倍率は前年度の1.41倍から1.26倍に下がった
- 第2次選考:態度の評価が1教科でもAからBに下がると、学力検査に直して約7.9点分。8:2で数える学校の約1.7倍の重さになる
- 塾の候補:2026年度の川和合格者は学習塾ステップ178名、湘南ゼミナール57名、臨海セミナー37名。臨海セミナーは都筑ふれあいの丘駅から徒歩3分に校舎を置き、センター北・センター南に選抜クラスと個別指導を持つ
目次
川和高校は全県偏差値69.0、第1次4:6:1と第2次7:3:1で選ぶ重点校
合格者の全県偏差値が平均69.0の川和高校は、第1次選考を内申4:学力検査6:特色検査1、第2次選考を学力検査7:主体的に学習に取り組む態度3:特色検査1で行う重点校です(令和9年度選考基準、教科の重点化なし)。第1次の配分は18校で最も多い形と同じで、川和らしさは第2次選考の側に出ます。
69.0は伸学工房の追跡調査で出た合格者平均
69.0という値は、令和7年度入試で川和に合格した生徒を、神奈川全県模試(伸学工房)が追いかけて集計した全県偏差値の平均です。同じ集計から、合格者の内申が平均126.5点、学力検査が平均421.4点だったこともわかります。学校は横浜市都筑区川和町にあります。
69.0
全県偏差値(令和7年度入試の合格者平均)
126.5点
合格者平均の内申(135点満点)
421.4点
合格者平均の学力検査得点(500点満点)
7:3:1
第2次選考の比率(学力検査:態度:特色検査)
ネットでは川和の偏差値を68や70とする記事もあります。出している模試が違えば受けている生徒の層が違い、平均なのか合格可能性80%の線なのかでも値は変わります。わが子の位置を知りたいときは、いくつもの数字を見比べるより、いつも受けている模試の判定表で川和までの距離を読むほうが確かです。判定表の見方は模試の判定をどう読むかを扱った記事が参考になります。
出典:カナガク「神奈川県公立高校入試 学校別全県偏差値 2025」/同「学校別合格者平均内申点 2025」/同「学校別合格者平均入試得点 2025」(2026年9月時点)
募集359名のうち、態度の評価が効くのは最後の1割
共通選抜の合否は2段階です。川和の募集359名のうち、9割にあたるおよそ323名が第1次選考で決まり、残るおよそ36名が第2次選考で決まります。
| 選考 | 内申(評定) | 学力検査 | 主体的に学習に取り組む態度 | 特色検査 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1次選考(募集人員の90%まで) | 4 | 6 | ─ | 1 | 11 |
| 第2次選考(残り) | ─ | 7 | 3 | 1 | 11 |
第1次で内申が4を占める一方、第2次ではその内申が計算から外れ、態度の評価が3で入ります。学力検査は6から7へ上がり、特色検査は1のまま動きません。第1次で届かなかった受検生にとって、最後に効いてくるのは当日の点数と、中学3年生の授業への向き合い方の記録です。
出典:神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要」(2026年9月時点)
1.19倍という競争率は、第2次選考の枠を何人分に変えるか
川和高校の令和8年度入試の競争率は1.19倍でした。受検者434名から受検後の取消5名を除いた429名で、359の席を分けています。合格に届かなかったのは70名で、第2次選考で決まるおよそ36名の枠は、この70名と第1次の境目にいた受検生のあいだで争われます。
受検434名に対し、合格に届かなかったのは70名
359名
募集定員・合格者数
434名
受検者数(2月17日433名+追検査1名)
1.19倍
競争率(令和8年度)
70名
合格に届かなかった人数(取消5名を除く)
1.19倍は、重点校としては低い部類に入る数字です。ただ、倍率が低いことと合格が易しいことは同じではありません。合格者平均の内申は126.5点で、受検してくる層そのものが上位で揃っています。倍率が教えてくれるのは、1点の差で入れ替わる人数の多さであって、必要な学力の水準ではありません。
出典:神奈川県教育委員会「令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等の合格者数及び二次募集について」(2026年9月時点)
出願変更の締切で23名が川和を離れた
1月30日の時点で475名だった志願者は、志願変更の締切日には452名になりました。志願倍率は1.26倍で、前年度の1.41倍から下がっています。川和の公式サイトが公表した日ごとの人数を追うと、2月2日と3日は475名、4日に474名、5日に466名、6日に456名と、締切前の2日間に動きが集中していました。
志願変更の期間に出願先を動かすかどうかは、直前の模試の判定を見て決める家庭が多いものです。出願の直前に迷わないためには、中学3年生の秋までに、第1次選考だけでなく第2次選考の中身まで理解しておくことが前提になります。
出典:神奈川県教育委員会「令和8年度…志願者数(志願変更締切時)について」/神奈川県立川和高等学校「令和8年度入学者選抜の志願者数等について」(2026年9月時点)
この章のキーポイント
川和の令和8年度入試は受検434名・合格359名で競争率1.19倍、届かなかったのは70名。募集の約1割、およそ36名が第2次選考で決まる。志願者は志願変更で475名から452名に減り、締切前の2日間に動きが集中した。
第2次選考の27%を占める「主体的に学習に取り組む態度」を中3の1年間で積む
川和高校の第2次選考では、合計11のうち3、約27%を「主体的に学習に取り組む態度」の評価が占めます。重点校・エントリー校18校のなかで最も大きな比重で、2番目の厚木(7:3:2)が25%、ほかの学校は20%以下です。第2次選考まで見据えるなら、中学3年生の9教科で態度の評価をAに揃えておくことが、川和固有の準備になります。
通知表の「態度」の欄は、どの場面で決まるか
態度の評価は、通知表の評定とは別に、各教科の観点別学習状況として記録されます。県の選考基準の見方によると、第2次選考では中学3年生の9教科の「主体的に学習に取り組む態度」を、Aは3点、Bは2点、Cは1点に直し、27点満点を100点満点に換算して使います。
この評価は、定期テストの点数だけでは決まりません。授業中の課題への取り組み方、提出物の期限と中身、学習の振り返りの書き方、実技教科の練習の積み上げといった、日々の記録から積み上がります。評定は5なのに態度はB、という教科が出るのは、このためです。
出典:神奈川県教育委員会「選考の方法と選考基準の見方」(PDF)(2026年9月時点)
提出物と振り返りを週単位で管理する
態度の評価は、1回の定期テストで挽回できるものではありません。中学3年生の1年間、週ごとの記録で積み上がるため、管理の単位も週に下ろす必要があります。
中3の1年間、毎週確かめておきたい3つのこと
- その週に出た提出物(ワーク・プリント・レポート)の期限と、出したかどうか
- 授業の振り返りや感想の欄に、何を理解し、次に何をするかまで書けているか
- 実技4教科の課題と練習の予定が、定期テスト前にまとめて押し寄せていないか
3つとも、塾の授業時間の中身より、家庭と塾のどちらかが毎週確認する仕組みがあるかどうかで結果が変わります。塾を選ぶときに、提出物の管理まで見てくれるかを聞いておく理由はここにあります。
第2次では、態度が自己表現検査の3倍の重さを持つ
第2次選考の7:3:1を点数に置き換えると、1100点満点のうち学力検査が700点、態度が300点、特色検査が100点です。態度の評価が1つAからBに下がると、27点満点で1点、100点満点に直して約3.7点の減点になり、比率3を掛けて約11.1点。学力検査の1点は1100点満点の1.4点なので、学力検査に直すと約7.9点分です。
| 第2次選考の比率(学力:態度:特色) | 態度が合計に占める割合 | 学力検査に換算した重さ |
|---|---|---|
| 川和 7:3:1 | 約27% | 約7.9点分 |
| 8:2で数える学校(8:2:1・8:2:2) | 17〜18% | 約4.6点分 |
同じBひとつが、8:2で数える学校のおよそ1.7倍の重さになります。一方で、第2次選考の特色検査は1のままで、合計に占める割合は約9%です。第2次選考の段階では、態度の評価が特色検査の3倍の重さで効いてくる。川和の準備の順番は、この比率から決まります。
この章のキーポイント
川和の第2次選考は7:3:1で、態度の評価が約27%と18校で最も重い。態度はA3・B2・C1点で27点満点を100点に換算し、1つBに下がると学力検査の約7.9点分。8:2で数える学校の約1.7倍の重さになる。
内申126.5と当日421.4を、1100点の物差しに乗せて配分を決める
川和高校の第1次選考は、内申を100点満点に直して4倍、学力検査を100点満点に直して6倍、特色検査を1倍して合計する1100点満点の計算です。この物差しでは、中3の評定1つは学力検査の約4.9点分、特色検査の1点は学力検査の約0.8点分にあたります。合格者平均の内申126.5点・学力検査421.4点は、この換算で読むと時間の配分を決める材料になります。
評定を1段上げるのと、当日点を5点積むのは同じ重さ
神奈川の内申は、中学2年生の9教科の評定合計に、中学3年生の9教科の評定合計を2倍して足した135点満点です。中3の評定が1つ上がると135点満点で2点、100点満点に直して約1.48点、比率4を掛けて約5.9点になります。学力検査の1点は1100点満点で1.2点なので、評定1つは学力検査の約4.9点分です。
| 動かす対象 | 1100点満点での増減 | 学力検査に換算すると |
|---|---|---|
| 中3の評定ひとつ(1教科1段階) | 約5.9点 | 約4.9点分 |
| 中2の評定ひとつ(1教科1段階) | 約3.0点 | 約2.5点分 |
| 特色検査の1点 | 1.0点 | 約0.8点分 |
| 学力検査の1点 | 1.2点 | 1点 |
合格者平均の126.5点は135点満点の93.7%で、9教科のうち4がいくつか混じる水準です。この位置からもう1段上げられる教科があるなら、学力検査を5点積むのと同じ効果があります。反対に、すでに5が並んでいる生徒にとっては、残りの時間を学力検査に回すほうが合計を動かせます。換算値の比較方法は上位5校の制度データを横断比較した記事でも扱っています。
5教科で84点台を並べる学力検査
学力検査の合格者平均421.4点は、5教科平均で84.3点です。1教科あたり16点弱の失点までは平均の範囲に入ります。難問を1問でも多く解くより、取れる問題を5教科そろって取り切ることで届く水準です。
84点台で並べるときに崩れやすいのは、得意教科ではなく、いちばん低い1教科です。5教科のうち1つが70点台に沈むと、その教科だけで5教科平均が3点近く下がります。夏までに、最も低い教科を80点台に乗せることを先に決めてください。
この章のキーポイント
川和の第1次選考は1100点満点。中3の評定1つは学力検査の約4.9点分、特色検査1点は約0.8点分。合格者平均は内申126.5点(93.7%)・学力検査421.4点(5教科平均84.3点)で、最も低い1教科を80点台に乗せることが先になる。
駅から歩く15分とバス3路線、川和の通学圏を先に確かめる
川和高校の最寄りは、横浜市営地下鉄グリーンラインの都筑ふれあいの丘駅で、学校公式の案内では徒歩15分です。バスは東急田園都市線の市が尾駅、市営地下鉄のセンター南駅、JR横浜線の中山駅から出ています。駅の真横にある学校ではないため、自宅から学校までの経路を先に決めておくと、塾を探す範囲も決まります。
センター南駅から乗るバスは11〜12分
学校公式の案内では、センター南駅からは横浜市営バスで11分(川和高校入口下車・徒歩5分)または12分(川和高校下車・徒歩1分)です。ブルーラインとグリーンラインが交わるセンター南駅は、都筑区の中心にあたり、塾の教室もこの駅とセンター北駅の周辺に集まっています。
青葉区の市が尾、緑区の中山から入るバスの道
市が尾駅からはバスで7分(川和高校入口下車・徒歩5分)、中山駅北口からは16分(川和高校入口下車)または26分(川和高校前下車)と案内されています。市が尾は青葉区、中山は緑区の駅です。川和は都筑区の学校ですが、バスの経路で見ると、青葉区と緑区の側からも入ってこられる位置にあります。
通う経路がセンター南・センター北側なのか、市が尾・中山側なのかで、放課後に寄りやすい教室は変わります。部活動を終えてから授業に間に合うかは、地図の所要時間ではなく、授業のある曜日の同じ時間帯に一度通って確かめてください。
出典:神奈川県立川和高等学校「アクセス」(2026年9月時点)
川和志望の塾は、合格者数の多い3社から通学ルートで絞る
川和高校の2026年度の合格者数は、学習塾ステップが178名、湘南ゼミナールが57名、臨海セミナーが37名と各社が公表しています。県が公表した合格者359名に対して、それぞれ約50%・約16%・約10%です。3社とも都筑区に6〜7か所の教室を持っているため、候補を3社に絞ったうえで、通学の経路と、態度の評価まで見てくれるかで選ぶのが現実的です。
川和の合格者のほぼ半数、178名を出す学習塾ステップ
学習塾ステップは、2026年度の川和高校合格者を178名と公表し、7年連続で全塾中No.1と示しています。前年の2025年度は145名で、1年で33名増えました。県公表の合格者359名のほぼ半数にあたります。都筑区内には北山田・センター北・センター南・中川・仲町台・ふれあいの丘の各スクールと、難関校向けのHi-STEPセンター南スクールがあり、住所が都筑区のスクールは7か所です。
出典:学習塾ステップ「2026年度 公立高校合格実績」(3月11日現在の数値)/同「2025年度 公立高校合格実績」/同「スクール検索」(2026年9月時点)
都筑区に7教室、57名を出した湘南ゼミナール
湘南ゼミナールは、2026年度の川和高校合格者を57名と公表し、同社の調査にもとづく「各塾中No.2」と表示しています。都筑区内にはセンター南・荏田南・北山田・北山田駅前・中川・仲町台・都筑ふれあいの丘の7校があり、都筑ふれあいの丘校は駅から徒歩約6分と案内されています。
出典:湘南ゼミナール「合格実績」(2026年3月6日集計の画像)/同「都筑ふれあいの丘校」(2026年9月時点)
3社の人数と都筑区の教室数を1つの表にする
| 塾 | 川和合格者数 | 県公表合格者359名に対する割合 | 都筑区内の教室 | 都筑区内の選抜・難関クラス |
|---|---|---|---|---|
| 学習塾ステップ | 178名 | 約50% | 7か所 | Hi-STEPセンター南 |
| 湘南ゼミナール | 57名 | 約16% | 7校 | ─ |
| 臨海セミナー | 37名 | 約10% | 小中学部6校 | ESC難関高校受験科(センター北・センター南) |
教室数は各社サイトで住所が都筑区のものを数えています。各社の合格者数は集計の基準がそろっていないため、並べる目安としてご覧ください。
人数では学習塾ステップが大きく先行し、湘南ゼミナールと臨海セミナーが続きます。教室の数はどの社も6〜7か所で、都筑区の中なら、どの社を選んでも通える教室は見つかります。差が出るのは、選抜クラスの場所と、個別指導を同じ建物で使えるかどうかです。この2点は、次の章で臨海セミナーについて詳しく見ます。
この章のキーポイント
川和の2026年度合格者は学習塾ステップ178名(約50%・7年連続首位)、湘南ゼミナール57名、臨海セミナー37名。3社とも都筑区に6〜7か所の教室があり、選抜クラスの場所と個別指導の併用のしやすさで違いが出る。
臨海セミナーは37名、都筑ふれあいの丘とセンター北・南の校舎で管理と演習を分ける
臨海セミナーは、2026年度の川和高校合格者を37名と公表しています。人数は3社のうち3番目ですが、川和の最寄りである都筑ふれあいの丘駅から徒歩3分に小中学部があり、センター北とセンター南には選抜制のESC難関高校受験科と個別指導を置いています。最寄り駅の校舎で日々の管理を、センター北・南で演習を、と役割を分けて組めるのが、川和志望にとっての使い道です。
37名という臨海の数字と、首位との開き
臨海セミナーは高校入試の合格実績を旧学区の地域ごとに示しており、川和は旧横浜北部学区地域に入っています。同じ地域では、市ケ尾70名、元石川68名(2年連続合格者数No.1)、荏田78名(4年連続合格者数No.1)と公表しています。川和の37名は、県公表の合格者359名の約10%です。
首位の学習塾ステップの178名とは141名の差があり、2番目の湘南ゼミナールとも20名の差があります。この差は正直に受け止める必要があります。そのうえで、同じ地域の元石川と荏田では合格者数No.1を公表しており、川和の近くの中学生を数多く見ている校舎網だということも事実です。態度の評価のもとになるのは中学校ごとの提出物や課題なので、地元の中学校の事情に通じた校舎であることは、川和の第2次選考への備えとして使える材料だと私は見ています。
出典:臨海セミナー「高校入試 合格実績」(2026年9月時点)
川和中の生徒が通う、駅前徒歩3分の小中学部
臨海セミナーの都筑ふれあいの丘校は、横浜市都筑区高山にあり、都筑ふれあいの丘駅から徒歩3分です。教室のページでは、川和中・荏田南中・都田中などの生徒が通っていると紹介されています。川和高校と同じ駅を使う校舎なので、学校の説明会や文化祭に足を運ぶときも、通い慣れた経路の延長で行けます。
都筑区内の小中学部は、都筑ふれあいの丘のほか、センター北・センター南・仲町台・中川・北山田の6校です。グリーンラインとブルーラインの沿線に散らばっているので、自宅に近い駅の校舎を選べます。小中学部は学校ごとの定期テスト対策を掲げています。
出典:臨海セミナー「都筑ふれあいの丘校」(2026年9月時点)
センター北・センター南に置かれた選抜クラス
選抜制のESC難関高校受験科は、センター北校(センター北駅から徒歩2分)とセンター南校(センター南駅から徒歩2分)の2か所にあります。2026年9月時点の教室ページでは、センター北校が中2・中3、センター南校が中2の表示です。
川和の学力検査で5教科平均84点台を安定させる演習は、この選抜クラスで積めます。センター南駅は川和へのバスが出る駅でもあり、通学の経路と演習の場所を重ねやすい位置です。中学3年生で在籍できる教室は表示ではセンター北校なので、学年ごとの設置状況は問い合わせの段階で確かめてください。
出典:臨海セミナー「センター北校」/同「センター南校」(2026年9月時点)
個別指導の教室が小中学部と同じビルにある2校舎
センター北校とセンター南校は、小中学部と個別指導が同じ建物に入っています。集団授業で5教科を進めながら、態度の評価が崩れかけている教科や、提出物が遅れがちな教科だけを個別指導で見てもらう組み方が、移動なしでできます。
川和の第2次選考では、態度の評価が1つBに下がるだけで学力検査の約7.9点分になります。集団の授業時間の中だけでは、9教科の提出物までは目が届きません。管理を個別に切り出せる配置は、ほかの学校より川和で意味を持ちます。
集団塾と個別指導の併用を勧めるかどうかは、本人が自分で提出物を回せるかどうかで決めてきました。言われなくても期限を守り、振り返りも書ける生徒なら、集団塾だけで足ります。部活動が忙しい時期に提出物から崩れる生徒は、週に1回でも誰かが一緒に確認する時間を持つだけで、態度の評価が安定します。どちらのタイプかは、中学2年生の3学期の通知表を見れば、だいたい分かります。

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この章のキーポイント
臨海セミナーの川和合格者は37名で3番目。都筑ふれあいの丘駅から徒歩3分に小中学部があり、センター北・センター南にESC難関高校受験科と個別指導を置く。最寄り駅の校舎で管理を、センター北・南で演習と個別の補いを、と分けて組める。
よくある質問(FAQ)
川和高校の全県偏差値は、令和7年度入試の合格者を追跡した調査で平均69.0です。68や70も出回っていますが、模試の集団と平均の取り方の違いによるものです。対策では、合格者平均の内申126.5点・学力検査421.4点に届く準備に加えて、第2次選考で約27%を占める中学3年生の態度の評価をAに揃えることを優先します。
令和7年度入試の合格者平均は135点満点で126.5点、満点に対して93.7%でした。9教科のうち4がいくつか混じる水準です。川和の第1次選考は内申4:学力検査6:特色検査1で、中3の評定1つは学力検査の約4.9点分にあたります。まだ上げられる教科がある場合は、学力検査を5点積むのと同じ効果が見込めます。
第2次選考で、学力検査7・主体的に学習に取り組む態度3・特色検査1の比率で決めます。内申の評定は計算から外れ、中学3年生の9教科の態度の評価をA3点・B2点・C1点で数えて使います。態度が合計の約27%を占め、18校で最も重い配分です。募集359名の約1割、およそ36名がこの段階で決まります。
第2次選考の比率は学力検査7・態度3・特色検査1なので、時間を割くべきは学力検査と態度の評価です。態度の評価が1つAからBに下がると学力検査の約7.9点分で、特色検査の比重の3倍にあたります。自己表現検査は60分の形式に慣れておく程度にとどめ、中学3年生の提出物と振り返りを週ごとに確認する仕組みを先に作ってください。
令和8年度の競争率は1.19倍で、受検434名・合格359名、合格に届かなかったのは取消を除いて70名でした。志願変更の締切時点の志願倍率は1.26倍で、前年度の1.41倍から下がっています。志願者は1月30日の475名から、志願変更を経て452名に減りました。倍率が下がっても、合格者平均の内申は126.5点と高い水準です。
2026年度の川和合格者数が多い学習塾ステップ178名、湘南ゼミナール57名、臨海セミナー37名の3社が候補です。3社とも都筑区に6〜7か所の教室があります。臨海セミナーは川和の最寄りの都筑ふれあいの丘駅から徒歩3分に小中学部を置き、センター北・センター南にESC難関高校受験科と個別指導があり、提出物の管理と演習を分けて組めます。
まとめ
川和高校の全県偏差値は69.0で、合格者平均は内申126.5点・学力検査421.4点です。第1次選考は内申4:学力検査6:特色検査1の標準的な配分ですが、第2次選考は学力検査7:態度3:特色検査1で、態度の評価が合計の約27%を占め、重点校・エントリー校18校で最も重い学校です。
令和8年度は受検434名・合格359名で競争率1.19倍でした。募集の約1割、およそ36名は第2次選考で決まり、そこでは態度の評価が1つBに下がるだけで学力検査の約7.9点分になります。当日点で5教科平均84点台を並べることと、中学3年生の1年間、9教科で態度の評価をAに揃えることは、川和では同じくらい大事な準備です。
塾の候補は、2026年度の合格者数で学習塾ステップ178名、湘南ゼミナール57名、臨海セミナー37名の3社です。臨海セミナーは川和の最寄りである都筑ふれあいの丘駅から徒歩3分に小中学部を置き、センター北・センター南にESC難関高校受験科と個別指導を持つため、日々の提出物の管理と当日点の演習を、同じ塾の中で分けて組めます。
最後に、川和を目指すなら、中学2年生の3学期の通知表を、評定の欄だけでなく態度の欄まで見てください。評定が5なのに態度がBの教科があれば、そこが中学3年生の1年間で最初に手をつける場所です。

元教室長の視点
藤原 誠一|日本進学教育研究機構認定 高校受験指導アドバイザー
通知表を1学期から学年末まで並べて見せてもらうと、評定が5のまま態度だけがBに下がっている教科が、上位校志望の生徒でも1つか2つ見つかることがよくあります。原因をたどると、たいていは提出物です。ワークの提出が遅れた、振り返りシートを一行で済ませた、実技の課題を期限の翌週に出した。本人は点数を取れているので気にしていません。第1次選考ではほとんど表に出ない差ですが、川和の第2次選考では、この1つのBが学力検査の約8点分として数えられます。