「八王子東を目指すなら、自校作成問題の対策ができる塾でないと間に合わないのでしょうか」。
都立高校の入試は、どの学校も1020点満点の同じ枠組みに見えます。それでも八王子東高校と町田高校では、当日に解く問題そのものが違います。八王子東は国語・数学・英語が学校の作る問題で、町田は5教科とも都内共通の問題です。この違いが、中学3年生の秋からの勉強の中身と、塾に求める役割の両方を分けます。
私は神奈川の大手学習塾に18年勤め、後半の10年は教室長として、公立上位校を受ける生徒の進路指導を統括してきました。その立場から、東京都教育委員会と2校が出している資料を、偏差値・選抜の仕組み・令和8年度の倍率・通学の経路の順に学校ごとに読み解き、八王子駅・豊田駅・町田駅など、学校へ向かう起点の駅から通える塾の候補を並べます。
この記事のサマリー
- 偏差値の目安:インターエデュ掲載の新教育研究協会の値で、合格可能性80%の線は八王子東68・町田65。藤原メソッドでは2校とも難関公立に区分
- 入試問題:八王子東は国語・数学・英語が自校作成問題で、社会・理科と英語のリスニングは共通問題。町田は5教科すべてが共通問題
- 配点:当日の学力検査が700点、中3の評定から出す調査書点が300点、スピーキングテストが20点。調査書点では音楽・美術・保健体育・技術家庭が2倍
- 令和8年度の入試:一般の受検倍率は八王子東1.13倍(受検284名・合格256名)、町田1.15倍(受検290名・合格256名)。推薦の応募倍率は1.52倍と1.78倍
- 通学:八王子東は北八王子駅から徒歩11分、八王子駅北口・京王八王子駅・豊田駅北口からバス。町田は小田急線の町田駅から徒歩13分
- 塾:2026年度の合格者は臨海セミナーが八王子東82名・町田63名、enaが八王子東36名(各社の公表)。臨海セミナーは八王子駅北口と町田駅前のビルにESC難関高校受験科を置く
目次
八王子東高校は80%偏差値68、国語・数学・英語を学校が作る進学指導重点校
八王子東は、進学対策に組織的に取り組む学校として東京都教育委員会が指定する進学指導重点校7校の1つで、多摩地区では立川・都立国立とあわせて3校がこの指定を受けています(令和5年度から令和9年度末まで)。令和8年度の一般入試は受検284名に対して合格256名で、受検倍率は1.13倍でした。
80偏差値68・60偏差値64は合格可能性を表す
インターエデュの学校ページに載っている八王子東高校の偏差値は、新教育研究協会の模試による値で、合格可能性80%で68、60%で64、40%で61です。80%の値は、同じ偏差値の受験生が100人いれば80人が受かる見込みの線、60%の値は60人が受かる見込みの線を表します。
68
合格可能性80%の偏差値(新教育研究協会)
64
合格可能性60%の偏差値(同)
3教科
自校作成問題の教科(国語・数学・英語)
1.13倍
一般入試の受検倍率(令和8年度)
この偏差値は、神奈川の全県模試の偏差値とは受けている生徒の集団が違うため、同じ物差しでは並べられません。模試の結果を見るときは、80%の線に届いているか、60%の線との間にいるかで、いまの位置を測ってください。判定の読み方は、模試の判定の見方を解説した記事にまとめています。
出典:インターエデュ「東京都立八王子東高等学校の偏差値・学校情報」(偏差値データ提供:新教育研究協会)/東京都教育委員会「都立高校における進学指導重点校等の指定について」(2026年11月1日に確認)
自校作成は国数英の3教科、社会・理科と英語のリスニングは共通問題
東京都教育委員会の令和9年度(2027年春)の実施要綱では、八王子東高校は、国語・数学・英語の3教科を自校で作成した問題で、社会・理科の2教科を都立高校の共通問題で行います。同じ扱いの学校は、八王子東を含めて日比谷・戸山・青山・都立西・立川・都立国立・新宿・墨田川・国分寺の10校です。学校の「令和8年度 入学者選抜について」では、英語のうちリスニングは共通問題で行い、検査時間はどの教科も50分と案内されています。
| 教科 | 問題 | 大問の構成 |
|---|---|---|
| 国語 | 自校作成 | 1 漢字の読み/2 漢字の書き/3 文学的な文章/4 説明的な文章(資料の読み取りと自分の意見)/5 古典に関する文章 |
| 数学 | 自校作成 | 1 数と式・図形・データの活用の基礎/2 関数/3 平面図形/4 空間図形 |
| 英語 | 自校作成(リスニングは共通問題) | 1 リスニング/2 対話文/3 物語文または説明文。2か3で、自分の考えを英語で書く問題 |
| 社会・理科 | 共通問題 | 東京都教育委員会が作成 |
数学の大問3・4について、学校の出題方針は「見通しをもって論理的に考察し処理する能力や推論の過程を的確に表現する能力」をみると書いています。答えだけでなく、途中の考え方を書かせる設問への備えが要ります。国語は資料を読んで根拠を示しながら自分の意見を書く問題、英語は自分の考えを英語で書く問題が、方針の段階で決まっています。
出典:東京都教育委員会「令和9年度第一次募集・分割前期募集における学力検査問題を自校で作成する高校一覧」(PDF)/東京都立八王子東高等学校「入試案内・転学・編入学等」(令和8年度 入学者選抜について・令和8年度自校作成問題について)(2026年11月1日に確認)
1020点のうち700点が当日の学力検査、調査書点は中3の評定で決まる
八王子東の学力検査に基づく選抜は、学力検査700点・調査書点300点・中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)20点の1020点満点です。5教科500点満点の学力検査を700点に、65点満点の調査書点を300点に換算し、7:3の比率で合わせます。調査書点は中学3年生の評定で、学力検査のある5教科は1倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は2倍で数えます。
この配点とスピーキングテストの点数の付け方は、都立の上位校に共通する仕組みです。計算の細かい部分は、日比谷高校・都立西高校・都立国立高校の偏差値と合格対策で扱っています。八王子東で押さえておきたいのは、700点のうち国語・数学・英語の420点分が自校作成問題の得点だという点です。
出典:東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」(PDF)/同「令和9年度入学者選抜実施方法一覧(普通教育を主とする学科)」(PDF)(2026年11月1日に確認)
令和8年度は受検284名に合格256名、推薦は97名が64枠を争った
令和8年度(2026年春)の八王子東は、学力検査に基づく選抜(第一次募集)の募集252名に最終応募308名、受検284名で、受検倍率は1.13倍でした。合格者は256名で、受検した生徒のうち28名が合格に届いていません。推薦に基づく選抜は、募集64名に97名が応募し、応募倍率は1.52倍でした。
308名
最終応募人員(第一次募集・募集252名)
284名
受検人員(受検倍率1.13倍)
256名
合格人員(第一次募集)
1.52倍
推薦の応募倍率(応募97名・募集64名)
推薦は、調査書500点・個人面接100点・小論文400点の1000点満点です。学校の令和8年度の案内では、小論文は60分で、300字程度で資料の読み取りや要約をする問題と、資料をもとに500字程度で論じる問題が出され、個人面接は1人12分程度とされています。小論文が4割を占めるので、推薦を考えるなら、学校が公開している過去の小論文を、時間を計って書く練習が欠かせません。
出典:東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜 応募状況(普通科)」(PDF)/同「令和8年度 受検状況(普通科)」(PDF)/同「令和8年度 合格発表(普通科)」(PDF)(2026年11月1日に確認)
学校が公開している令和6〜8年度の自校作成問題と正答表から始める
八王子東高校は、学校のサイトの「学力検査問題等」で、令和7・8年度の英語・数学・国語の自校作成問題と正答表、令和6年度の英語・数学の問題と3教科の正答表、それに推薦の小論文の問題を公開しています。共通問題とは形式も難しさも違うので、過去問は市販の教材より先に、学校が出しているものから手をつけるのが近道です。社会・理科は共通問題なので、東京都教育委員会が年度ごとに公開している学力検査問題と正答表で練習できます。
中3の夏休みまでに、令和6年度の英語・数学を50分ずつ解く
令和6年度は国語の問題が載っていないので、国語は令和7年度から始めます。時計は止めず、本番と同じく1教科50分で通して解きます。大問に入るたびに、その時刻を答案の余白にメモしておきます。
正答表で採点し、落とした問題を3つに分ける
「時間が足りなかった」「途中の式や説明が足りなかった」「知識が抜けていた」のどれかに分けると、次の週にやることが決まります。
秋以降に令和7・8年度の3教科を、時間配分を決めてから解く
1年分目の記録から、大問ごとに使う時間を先に決めて臨みます。配分を超えた大問は、途中で見切って次に進む練習もします。
出典:東京都立八王子東高等学校「学力検査問題等」/東京都教育委員会「学力検査問題等」(2026年11月1日に確認)
北八王子駅から徒歩11分、八王子駅北口と豊田駅北口からはバス
八王子東高校は八王子市高倉町にあり、学校の案内では、JR八高線の北八王子駅から徒歩11分です。JR中央線の八王子駅北口と京王八王子駅からは、日野台経由の日野駅行きまたは豊田駅北口行きのバスで「大和田坂上」まで行き、徒歩6分。JR中央線の豊田駅北口からは、八王子駅北口行きのバスで「大和田坂上」、または平山工業団地循環のバスで「旭が丘中央公園」で降り、いずれも徒歩6分です。
通学の起点になる駅は、八王子駅(北口)・京王八王子駅・北八王子駅・豊田駅の4つです。塾を選ぶときも、この4駅のどこかの近くに教室があるかを最初に確かめておくと、高校に入ってからも同じ駅を使い続けられます。
出典:東京都立八王子東高等学校「アクセス」(2026年11月1日に確認)
この章のキーポイント
八王子東は合格可能性80%の偏差値68の進学指導重点校で、国語・数学・英語が自校作成問題。学力検査700点のうち420点分が自校作成問題の得点になる。令和8年度は受検倍率1.13倍、推薦の応募倍率1.52倍。学校が公開している令和6〜8年度の過去問と正答表が対策の起点。
町田高校は80%偏差値65、5教科すべてを都の共通問題で受ける進学指導特別推進校
東京都教育委員会は、進学指導重点校に次ぐ大学合格実績をあげる学校の中から、町田を小山台・駒場・新宿・国分寺・国際・小松川とともに進学指導特別推進校に指定しています。自校で問題を作る学校の一覧に町田は入っておらず、学校の「令和8年度入学者選抜概要」も、全ての教科で東京都の共通問題を使うと明記しています。配点は八王子東と同じ、学力検査700点・調査書点300点・スピーキングテスト20点の1020点満点です。同じ特別推進校の小山台・駒場・新宿・小松川は、青山高校・戸山高校など都立6校の偏差値と合格対策で学校ごとに整理しています。
65
合格可能性80%の偏差値(新教育研究協会)
61
合格可能性60%の偏差値(同)
5教科
共通問題で受ける教科(国数英社理)
1.15倍
一般入試の受検倍率(令和8年度)
出典:インターエデュ「東京都立町田高等学校の偏差値・学校情報」(偏差値データ提供:新教育研究協会)/東京都立町田高等学校「入試案内」(令和8年度入学者選抜概要)(2026年11月1日に確認)
共通問題の平均点が60点前後の数学・社会で差をつけられない
共通問題は、都立高校を受ける多くの受検生が同じ問題を解くため、上位校では高い得点どうしの争いになります。東京都教育委員会の調査では、令和8年度の共通問題の平均点は、国語74.9点、数学60.4点、英語61.2点、社会59.9点、理科66.7点でした。
| 教科 | 令和8年度 | 令和7年度 |
|---|---|---|
| 国語 | 74.9点 | 75.0点 |
| 数学 | 60.4点 | 60.4点 |
| 英語 | 61.2点 | 63.7点 |
| 社会 | 59.9点 | 59.9点 |
| 理科 | 66.7点 | 59.2点 |
町田高校の合格者が何点を取っているかは、都も学校も公表していません。ただ、数学と社会は2年続けて平均点が60点前後で、受検生の多くが点を落としている教科です。上位校を受ける生徒どうしでも、この2教科の取りこぼしは差になります。町田を目指すなら、5教科のどこかで大きく崩れないことを先に固め、そのうえで数学と社会の失点を秋までにどこまで減らせるかを見てください。共通問題の過去の問題と正答表は、都が年度ごとに公開しています。
出典:東京都教育委員会「令和8年東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査について」/同「学力検査問題等」(2026年11月1日に確認)
推薦は調査書450点・面接150点・小論文300点の900点満点
町田高校の推薦に基づく選抜は、調査書450点・個人面接150点・小論文300点の900点満点で、集団討論は行いません。学校の選抜概要によると、調査書は9教科の5段階の評定を10倍し、個人面接は1人10分程度、小論文は60分です。学校のサイトでは、令和6〜8年度の推薦の小論文の問題を公開しています。
調査書が半分を占めるため、推薦は中3の通知表がそろった時点で形がほぼ決まります。小論文の300点はそこから順位を動かせる幅ですが、60分で課題を読み取り、自分の考えを筋道立てて書く力は、過去の問題で繰り返し書かないと身につきません。
出典:東京都立町田高等学校「入試案内」(令和8年度入学者選抜概要)/同「学力検査問題等」(2026年11月1日に確認)
令和8年度の町田は受検290名に合格256名、推薦の応募倍率1.78倍
令和8年度の町田高校は、第一次募集の募集253名に最終応募306名、受検290名で、受検倍率は1.15倍でした。合格者は256名で、受検した生徒のうち34名が合格に届いていません。推薦は募集64名に114名が応募し、応募倍率は1.78倍でした。
| 選抜 | 募集 | 応募 | 受検 | 合格 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 推薦に基づく選抜 | 64名 | 114名 | ─ | 64名 | 応募倍率1.78倍 |
| 学力検査に基づく選抜(第一次募集) | 253名 | 306名 | 290名 | 256名 | 受検倍率1.15倍 |
一般の受検倍率が1.1倍台でも、合否の境目には30名を超える受検生が並んでいます。都の実施要綱では、推薦の合格者は第一次募集に出願できませんが、推薦で合格しなかった生徒は第一次募集に出願できます。推薦に挑戦する場合も、2月の学力検査までの学習計画は推薦の結果を待たずに組んでおいてください。
出典:東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜 応募状況(普通科)」(PDF)/同「推薦合格発表(普通科)」(PDF)/同「受検状況(普通科)」(PDF)/同「合格発表(普通科)」(PDF)(2026年11月1日に確認)
小田急の町田駅から徒歩13分、学校は中町4丁目
町田高校は町田市中町4丁目にあり、学校の案内では、小田急線の町田駅から徒歩13分、JR線の町田駅から徒歩15分です。どちらの路線を使っても、通学の起点は町田駅になります。
町田駅の周辺には、集団塾・個別指導塾の教室が集まっています。JR横浜線の成瀬駅や小田急線の鶴川駅など、町田市内の別の駅に教室を持つ塾もあるので、自宅から町田駅までの経路のどこで授業を受けるかを先に決めると、候補を絞りやすくなります。
出典:東京都立町田高等学校「アクセス」(2026年11月1日に確認)
東京都の外に住んでいる受検生の出願
都立高校の全日制に出願できるのは、原則として、都内の中学校に在学し、保護者と同居して都内に住所があり、入学後も引き続き都内から通学することが確実な人です。都外に住んでいる人は、保護者とともに入学日までに都内へ転入することが確実な場合に、応募資格の審査を受けて承認を得たうえで出願できます。
町田高校の選抜概要も、都外に住んでいて、転居して進学を考えている場合は、副校長に個別に相談するよう案内しています。住所と転居の予定によって手続きが変わるため、在籍している中学校と志望校に早めに確かめてください。
出典:東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」第2-3 応募資格(PDF)/東京都立町田高等学校「入試案内」(令和8年度入学者選抜概要)(2026年11月1日に確認)
この章のキーポイント
町田は合格可能性80%の偏差値65の進学指導特別推進校で、5教科すべてが共通問題。共通問題の平均点が60点前後の数学・社会の失点管理が当日の得点を左右する。令和8年度は受検倍率1.15倍、推薦の応募倍率1.78倍で、推薦は調査書450点・面接150点・小論文300点。
八王子東・町田を目指す塾は、合格者数と通学の起点駅で候補を絞る
八王子東高校・町田高校を目指す塾の候補は、2026年度の合格者数を公表している臨海セミナー(八王子東82名・町田63名)とena(八王子東36名)、町田駅に教室のある河合塾Wings、そして実技教科の評定を補う個別指導の併用です。並べる順番は、学校別の合格者数と、八王子駅・豊田駅・町田駅など通学の起点になる駅の近くに教室があるかで決めました。
八王子東・町田に限らず、都内の塾を指導の形や得意な志望校で分けて見たいときは、都内の高校受験塾の勢力図をまとめた記事から読むと全体像がつかめます。ここから先は2校に絞ります。
難関公立に区分した2校、塾に通い始める目安は中学1年生
志望校のレベルを5段階(最難関公立/難関公立/中堅上位公立/中堅公立/私立難関)で捉え、段階ごとに塾に求める機能を変えるのが藤原メソッドの考え方です。この区分はもともと神奈川の高校受験を前提にしたものです。都立の2校には、神奈川の区分をそのまま当てはめたのではなく、都が公表している選抜の仕組みと進学指導重点校などの指定から、私が次のように判断しました。
- 八王子東高校:進学指導重点校で、国語・数学・英語を自校作成問題で課す点は最難関公立の学校と同じです。合格可能性80%の偏差値68という位置から、最難関ではなく難関公立に置きます
- 町田高校:問題は5教科とも共通問題ですが、進学指導特別推進校の指定と、合格可能性80%の偏差値65という位置から、中堅上位公立ではなく難関公立に置きます
難関公立を目指す場合、藤原メソッドの通塾開始の目安は中学1年生です。中1から5教科を学び、中2で応用と内申の管理に移り、中3で志望校別の対策に入ります。八王子東は中3で自校作成問題に切り替える必要があるため、中2のうちに選抜クラスのある塾に入れるかどうかが、志望校を決める時期と重なります。
三軸の残りの1つ、子どもの性格で見ると、自分で課題を進められる自走型なら集団の選抜クラス、声かけや個別の管理が要る伴走型なら個別指導や、集団と個別の併用が向きます。志望校を決める時期と手順は藤原メソッド(志望校決定編)で、中1から難関公立を目指す場合の塾代の見積もりは志望校レベル別に塾代を逆算した記事で整理しています。
著書のご案内
受験・学校選び ── 元教室長が教える後悔しない塾の決め方
志望校の大枠は、学力の現在地・通学圏・本人の意思の3つを突き合わせて決めます。そこから塾の候補を3〜5校に絞り、比べていく手順を、書籍で順を追って整理しています。
enaは八王子東36名、八王子市内に7つの校舎
enaは、2026年度の都立進学指導重点校7校の合格者を377名とし、そのうち八王子東を36名と公表しています。同社は、合格実績の対象を、enaで10時間以上の指導を受けた集団・個別指導の生徒としていると説明しています。町田高校の学校別の人数は、2026年11月1日時点の同社の合格実績ページでは確認できませんでした。
校舎は、同社の校舎案内で八王子市に7(高尾・西八王子・八王子みなみ野・八王子・北野・南大沢・京王堀之内)、町田市に4(南町田・町田・成瀬・鶴川)、日野市に3(豊田・ena個別豊田・高幡不動)です。ena八王子は八王子駅北口から徒歩3分、ena町田は町田駅北口から徒歩3分、ena豊田は豊田駅北口から徒歩1分で、ena八王子とena町田は「小中学部-最高水準」の校舎として案内されています。
出典:ena「2026年度中学・高校入試 合格実績」/ena「校舎案内」(2026年11月1日に確認)
町田駅東口から徒歩3分の河合塾Wings町田教室
河合塾Wingsは、町田市に町田教室と南町田教室を置いています。町田教室は小田急線の町田駅東口から徒歩3分、JR横浜線の町田駅北口から徒歩6分で、対象は小学4年生から中学生です。中学生向けには難関高校受験コースを案内しています。南町田教室は、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅北口から徒歩1分です。
町田高校・八王子東高校の学校別の合格者数は、2026年11月1日時点で同社の公式サイトから確認できませんでした。数字で比べられない分、体験授業のときに、共通問題の上位校向けの演習をどう組んでいるかを直接聞いて判断してください。
出典:河合塾Wings「町田教室」/同「南町田教室」(2026年11月1日に確認)
評定が2倍で効く実技4教科は、個別指導で補う
都立の調査書点は、学力検査のない音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定を2倍で数えます。65点満点を300点に換算するので、実技教科の評定が1段下がると調査書点は約9.2点、学力検査の500点満点に直すと約6.6点分下がります。5教科の評定1段は約3.3点分なので、実技教科の1段はその2倍の重さです。
集団塾の授業は5教科が中心です。実技教科の筆記テストや提出物で評定を落としやすい生徒は、集団塾に通いながら、定期テストの対策と提出物の管理を個別指導で補う組み方が合います。伴走型の生徒なら、5教科の一部を個別指導に移す選択肢もあります。
八王子東と町田、候補の並びとその理由
| 学校 | 1番目 | 2番目 | 3番目 | 決め手 |
|---|---|---|---|---|
| 八王子東高校 | 臨海セミナー | ena | 個別指導の併用 | 合格者は臨海セミナー82名・ena36名(各社の公表)。臨海は八王子駅北口のビルに重点校向けのESC(中2・中3)。enaは八王子市内の校舎が多い |
| 町田高校 | 臨海セミナー | ena・河合塾Wings | 個別指導の併用 | 町田の学校別の合格者数を確認できたのは臨海セミナー(63名)。臨海は町田駅徒歩3分のビルに小中学部・ESC・個別指導・大学受験科。enaは町田駅北口、河合塾Wingsは町田駅東口に教室 |
2校とも臨海セミナーを1番目に置いたのは、確認できた学校別の合格者数で人数が最も多いことに加えて、八王子東の通学の起点になる八王子駅北口と、町田の起点になる町田駅に、選抜クラスと個別指導を同じビルに置いた校舎を持っているためです。八王子東の2番目は、合格者数を公表しているenaです。町田は、ena・河合塾Wingsとも学校別の人数を確認できなかったため、町田駅の近くに教室がある2社を並べて2番目にしました。
塾を比べるとき、合格者数と同じくらい見てほしいのが、学校へ向かう道の途中に教室があるかどうかです。志望校を決める材料の1つに、私は「3年間毎日通える通学圏か」を挙げていますが、塾にも同じことが言えます。中3の秋から冬は、授業のない日も自習で塾に通う時期です。八王子東なら八王子駅北口か豊田駅、町田なら町田駅と、学校に向かう起点の駅の近くで探しておくと、移動の時間が勉強の時間を削りません。
臨海セミナーは八王子東82名・町田63名、八王子駅北口と町田駅前のビルにESC
臨海セミナーは、2026年度の都立高校の合格者を、八王子東82名、町田63名と公表しています(2026年3月・同社調べ)。八王子駅北口から徒歩3分のビルに小中学部・ESC難関高校受験科・個別指導を、町田駅から徒歩3分のビルに小中学部・ESC難関高校受験科・個別指導・大学受験科を置いており、2校の通学の起点になる駅で、集団の選抜クラスと個別指導を同じ建物の中で組み合わせられます。
前年から八王子東は14名、町田は15名増えた合格者数
同社の合格実績では、八王子東は2025年の68名から2026年は82名に、町田は48名から63名に増えています。八王子東の82名には「過去最高」と添えられています。同社は、進学指導重点校7校の合計を310名(過去最高)、町田を含む進学指導特別推進校7校の合計を315名とし、特別推進校の合計に「4年連続No.1」と表示しています。この表示は、2026年3月の同社の調べによるものです。
82名
八王子東の合格者(2026年度)
68名
八王子東の合格者(2025年度)
63名
町田の合格者(2026年度)
48名
町田の合格者(2025年度)
enaが公表している八王子東の合格者は36名で、人数では臨海セミナーが2倍を超えます。ただ、2社は合格者の数え方の説明が同じではないため、この差は目安として受け止めてください。町田の合格者数は、確認できた範囲では臨海セミナーだけが学校別に公表しています。
出典:臨海セミナー「高校入試 合格実績」(2026年11月1日に確認)
八王子東へは、八王子北校のESCと中央線・京王線沿いの小中学部から
八王子東高校向けの中心は、八王子駅から徒歩3分のヤマコビル(八王子市東町)です。小中学部の八王子北校(小3〜中3)、ESC難関高校受験科の八王子北校(中2・中3)、個別指導の八王子北校(小3〜高3)が同じビルに入っています。ESCの教室ページは北口からの道順で案内しており、個別指導の教室長の紹介文には、八王子駅北口のすぐ近くで、京王八王子駅からも徒歩5分圏内とあります。八王子東へ向かうバスは八王子駅北口と京王八王子駅から出るので、学校への起点と同じ場所で授業を受けられます。
駅の南側の子安町には小中学部の八王子南校(徒歩2分)があり、八王子校の教室ページの対象校の一覧には、八王子東高校が最初に、町田高校も載っています。中央線沿いには西八王子校(徒歩2分)と豊田校(日野市、徒歩10分)、京王相模原線沿いには南大沢校(徒歩3分)と多摩センター校(多摩市、徒歩6分)、横浜線沿いには八王子みなみ野校(徒歩8分)の小中学部があります。豊田駅北口は、八王子東へ向かうバスの起点の一つです。
| 教室 | 最寄り駅から | コース | 教室ページに載る2026年の合格(八王子東/町田) |
|---|---|---|---|
| 八王子北校(ヤマコビル) | 八王子駅 徒歩3分 | 小中学部・ESC難関高校受験科(中2・中3)・個別指導・中学受験科 | 10名/1名 |
| 八王子南校 | 八王子駅 徒歩2分 | 小中学部 | 10名/─ |
| 豊田校 | 豊田駅 徒歩10分 | 小中学部 | 12名/2名 |
| 西八王子校 | 西八王子駅 徒歩2分 | 小中学部 | 1名/1名 |
| 南大沢校 | 南大沢駅 徒歩3分 | 小中学部 | 8名/7名 |
| 多摩センター校 | 多摩センター駅 徒歩6分 | 小中学部・ESC難関高校受験科(中3)・個別指導・中学受験科 | 9名/3名 |
| 八王子みなみ野校 | 八王子みなみ野駅 徒歩8分 | 小中学部 | 3名/2名 |
表の右端は、各教室の小中学部のページに載っている2026年の合格者数です。どのページにも「各中学校に通う臨海セミナー・セレクト在籍生の結果」という注記があり、八王子北校と八王子南校のように出身中学の内訳がほぼ同じ教室もあります。同じ生徒が複数の教室のページに載っている可能性があるため、教室の数字を足しても、同社が公表している学校全体の人数にはなりません。どの方面の教室から合格者が出ているかを見る材料として使ってください。
出典:臨海セミナー「八王子校」/同「ESC難関高校受験科 八王子北校」/同「東京都下の教室一覧」(各教室の小中学部ページを含む。2026年11月1日に確認)
町田へは、中町のビルに4つのコースがそろう町田校と成瀬・鶴川の駅前校
町田高校向けの中心は、町田駅から徒歩3分のエバーズ第1町田ビル(町田市中町)です。小中学部(2・3階)、ESC難関高校受験科(中2・中3)、大学受験科、個別指導(6階)が同じビルに入っています。所在地の表記では、この教室と町田高校はどちらも町田市中町にあります。
JR横浜線の成瀬駅前には成瀬校(徒歩1分、小中学部・個別指導)、小田急線の鶴川駅前には鶴川校(徒歩1分、小中学部)があります。教室ページに載っている町田の合格者は、鶴川校13名、成瀬校10名、町田校5名で、町田駅の近くの教室だけでなく、横浜線・小田急線の沿線の教室からも合格者が出ています。
| 教室 | 最寄り駅から | コース | 教室ページに載る2026年の合格(八王子東/町田) |
|---|---|---|---|
| 町田校(エバーズ第1町田ビル) | 町田駅 徒歩3分 | 小中学部・ESC難関高校受験科(中2・中3)・個別指導・大学受験科 | 4名/5名 |
| 成瀬校 | 成瀬駅 徒歩1分 | 小中学部・個別指導 | 6名/10名 |
| 鶴川校 | 鶴川駅 徒歩1分 | 小中学部 | ─/13名 |
出典:臨海セミナー「町田校」/同「成瀬校」/同「鶴川校」(各教室の小中学部ページを含む。2026年11月1日に確認)
重点校向けのESCと、他塾生も受けられる日比谷オープン模試・中3入試対策講座
臨海セミナーは、東京の都立トップ校向けのコースを、日比谷・都立西・都立国立などの進学指導重点校はESC難関高校受験科、そのほかの都立トップ校は小中学部が受け持つ形で案内しています。都立トップ校の一部では、ほかの公立高校とは異なる難度の高い問題が出題されるという説明も添えています。この区分に当てはめると、自校作成問題の重点校である八王子東はESCの受け持ち、共通問題の町田は小中学部の都立トップ校受験の枠で準備することになります。
ESCに入る道は2つあり、小中学部や個別指導で成績と意欲が認められて移るか、入室テストで基準を満たすかです。教室ページの表示では、八王子北校と町田校のESCが中2・中3、多摩センター校のESCが中3です。
2026年11月1日時点では、臨海セミナーに通っていない中3も使える案内が2つ出ています。日比谷オープン模試は、日比谷などの進学指導重点校の受験を考えている中3が対象で、臨海セミナーのない地域からも申し込め、会場には八王子北校・町田校・多摩センター校などが入っています(会場受験の最終日は12月5日、自宅受験もあり)。中3入試対策講座は土日の全12回で、東京には都立難関校向けのコースがあり、八王子北校・八王子南校・多摩センター校・成瀬校が開催校です。どちらも時期によって内容が変わるため、申し込む前に公式の案内を確かめてください。
出典:臨海セミナー「都立・公立トップ校受験」/同「ESC難関高校受験科」/同「日比谷オープン模試」/同「中3入試対策講座」(2026年11月1日に確認)
臨海セミナーを候補にするときに確かめること──最寄り駅の教室と、ESCに入れる学年
臨海セミナーを選ぶ前に、次の3点を教室で確かめておいてください。1つ目は校舎の数です。同社の教室一覧で数えると、小中学部の校舎は八王子市に5(八王子北・八王子南・西八王子・南大沢・八王子みなみ野)、町田市に3(町田・成瀬・鶴川)で、enaの校舎案内の八王子市7・町田市4より少なく、最寄り駅に教室がない地域があります。
2つ目は、八王子東の最寄りの北八王子駅の周辺に教室がないことです。八王子東へは、八王子駅北口の教室を起点にするか、豊田駅や西八王子駅など中央線の教室から通う形になります。3つ目は、ESCが入室テストのある選抜制で、八王子北校・町田校の表示が中2からだという点です。中1のうちは小中学部で5教科を固め、中2で入室テストを受けるかを決める流れになります。
校舎の数が少ない分、臨海セミナーは、2校の通学の起点になる八王子駅北口と町田駅に、選抜クラス・小中学部・個別指導を同じビルでそろえています。自宅の最寄り駅に教室がなくても、学校に向かう駅で授業を受けられるなら、通学と通塾の経路は1本にまとまります。
高校入学後は八王子校・町田校の大学受験科へ
八王子東や町田に入ったあとの塾も、同じ駅で探せます。臨海セミナーは、八王子駅から徒歩2分の旭町(南口第1ビル)に大学受験科の八王子校(高1〜高3)を、町田駅から徒歩3分の町田校のビルに大学受験科(高1〜高3)を置いています。中学で通った駅のまま、高校に入ってから大学受験の準備に移れます。
出典:臨海セミナー「八王子校」/同「町田校」(2026年11月1日に確認)
この章のキーポイント
臨海セミナーの2026年度の合格者は八王子東82名(前年68名)・町田63名(前年48名)。八王子駅北口のヤマコビルに小中学部・ESC(中2・中3)・個別指導、町田駅前のエバーズ第1町田ビルに小中学部・ESC(中2・中3)・個別指導・大学受験科がそろう。校舎数はenaより少なく、北八王子駅の周辺には教室がない。
よくある質問(FAQ)
八王子東高校の偏差値は、新教育研究協会の合格可能性80%の値で68、60%の値で64です(インターエデュ掲載、2026年11月1日確認)。国語・数学・英語は学校が作る自校作成問題で、学力検査700点のうち420点分を占めます。対策は、学校のサイトで公開されている令和6〜8年度の自校作成問題と正答表(令和6年度の国語は正答表のみ)を、1教科50分で解くところから始めるのが確実です。調査書点300点は中3の評定で決まり、音楽・美術・保健体育・技術家庭は2倍で数えます。
八王子東高校は、国語・数学・英語の3教科が自校作成問題です。東京都教育委員会の令和9年度の一覧でも、社会・理科の2教科は都立高校の共通問題で行うとされています。学校の令和8年度の案内では、英語のリスニングも共通問題で、検査時間はどの教科も50分です。同じ扱いの学校は、日比谷・戸山・青山・都立西・立川・都立国立・新宿・墨田川・国分寺と八王子東の10校です。
町田高校の偏差値は、新教育研究協会の合格可能性80%の値で65、60%の値で61です(インターエデュ掲載、2026年11月1日確認)。町田は自校作成問題の学校ではなく、国語・数学・英語・社会・理科の5教科すべてを都の共通問題で受けます。令和8年度の共通問題の平均点は数学60.4点・社会59.9点と低めで、上位校を受ける生徒は、この2教科の失点をどこまで減らせるかで当日の得点が変わります。
2026年度の八王子東高校の合格者は、臨海セミナーが82名(2025年は68名、同社調べ)、enaが36名(同社の合格実績)と公表しています。臨海セミナーは八王子駅北口から徒歩3分のビルに、進学指導重点校向けのESC難関高校受験科(中2・中3)と小中学部・個別指導を置いています。各社で合格者の数え方の説明が異なるため、人数は目安として扱い、通学の起点になる駅の近くに教室があるかも合わせて確かめてください。
町田高校向けの候補は、2026年度の町田の合格者を63名と公表している臨海セミナーと、町田駅北口のena町田、町田駅東口の河合塾Wings町田教室で、実技教科の評定を補う個別指導の併用も選択肢です。臨海セミナーは町田駅から徒歩3分のビルに小中学部・ESC難関高校受験科・個別指導・大学受験科をそろえ、JR横浜線の成瀬駅前と小田急線の鶴川駅前にも小中学部があります。
都立高校の全日制に出願できるのは、原則として、都内の中学校に在学し、保護者と同居して都内に住所があり、入学後も引き続き都内から通学することが確実な人です(令和9年度実施要綱)。都外に住んでいる場合は、保護者とともに入学日までに都内へ転入することが確実なときに、応募資格の審査を受けて承認を得たうえで出願できます。町田高校は、都外に住んでいて転居して進学を考えている場合、副校長に個別に相談するよう案内しています。
都立高校の調査書点は、中学3年生の評定で決まります。評定は第3学年の1学期・2学期(二学期制では前期と、後期の12月末まで)の成績を十分に参考にしてつけられ、学力検査のある5教科は1倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は2倍で数え、65点満点を300点に換算します。実技教科の評定が1段下がると、学力検査の約6.6点分に相当します。
まとめ
八王子東高校は、合格可能性80%の偏差値68の進学指導重点校で、国語・数学・英語を自校作成問題で受けます。町田高校は、80%の偏差値65の進学指導特別推進校で、5教科すべてを都の共通問題で受けます。どちらも学力検査700点・調査書点300点・スピーキングテスト20点の1020点満点で、調査書点は中3の評定、音楽・美術・保健体育・技術家庭は2倍で数えます。
令和8年度の一般の受検倍率は八王子東1.13倍・町田1.15倍で、推薦の応募倍率は1.52倍・1.78倍でした。八王子東は学校が公開している令和6〜8年度の自校作成問題と正答表、町田は共通問題の数学・社会の失点の管理が、対策の起点になります。
塾の候補は、2026年度の合格者を八王子東82名・町田63名と公表している臨海セミナーを1番目に、八王子東36名のenaと、町田駅に教室のある河合塾Wings、実技教科を補う個別指導の併用を続けて並べました。臨海セミナーは八王子駅北口と町田駅前のビルに、重点校向けのESC難関高校受験科・小中学部・個別指導をそろえ、高校入学後の大学受験科まで同じ駅で続けられます。

元教室長の視点
藤原 誠一|日本進学教育研究機構認定 高校受験指導アドバイザー
学校ごとに作られた問題は、難しさより先に、時間の使い方で点数が分かれます。神奈川の公立上位校を目指す生徒の特色検査の答案を見てきた中でも、初めての形式に本番で出会った生徒ほど、最初の大問で時間を使いすぎて後半に手が回らなくなっていました。八王子東が公開している自校作成問題は多くても3年度分ですが、1年分ごとに大問ごとの時間を記録し、2年分目からは配分を先に決めて解く。この順番を守れば、過去問の少なさは弱点になりません。